亘理いちごっこにようこそ

いちごっこキッチン散歩道
11:00~16:00 日曜定休
※日曜日でも、サロンやイベントの開催や、団体さまの受け入れは継続的に行います。

こんにちは、私たち【NPO法人亘理いちごっこ】にようこそおいで下さいました。
東日本大震災後、罹災された方たちへの食事提供、そしてボランティアの方をはじめ、地域内外の交流の場づくりを目的に立ち上がりました。
【コミュニティカフェレストラン】【いちごっこお話聞き隊】【寺子屋いちごっこ】を3本の柱に、被災地発グッズ製作販売、ままサロンや各種イベントを行う中、たくさんの方たちとつながってくることが出来ました。これからもチャレンジが続きます。どうぞよろしくお願いいたします。


2012年1月1日日曜日

新年明けましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

たくさんの、考えられないくらいたくさんのことがありました。
そのたくさんのことを受け入れつつ乗り越えようと、
たくさんの方々が、たくさんの努力をされてきました。

そして、あの日から295回、何事もなかったようにお日様は上り、沈み…
そして新しい年を迎えました。


いちごっこでは、たくさんの方から、たくさんのお話を伺わせて頂いています。
そのお話を伺わせて頂くことで、いちごっこは様々な活動を展開してきました。

そして今、いちごっこがあったから元気でいられたよと
うれしいお言葉をたくさんいただいています。
その言葉で私達いちごっこは元気にしてもらっています。

津波で畑をまるまる流されてしまった苺農家。
子どもを養っていくのに植えるしかないとがんばり、
クリスマス出荷を果たしました。1年休めば、3年休まなければならない。
休むわけにいかないんだよとがんばり続けました。
おじいちゃんおばあちゃんも、家族中で支え合って頑張りました(写真)。

「いちごが採れたら、いちごっこに絶対食べてもらうね」って、
とってもおいしい「とちおとめ」をいただきました。
いつもの半分の収穫だというのにありがとうございます。

また違う苺農家の方は、
「クリスマスには間に合わなかったけれど、1月には出荷できる。
その時は必ずいちごっこに持っていくね」と
いちごっこを応援して下さいます。

いちごっこは一生懸命歩んでいる方たちから
代償としてものが欲しいのではありません。
みんなが元気になってくれたらうれしいなと、いちごっこがやってきたことを
受け止めてくれていたことが何よりうれしいのです。



なかなか支援の行き届かない被災家屋に住む方たち向けの催し物を、
住民の方たちとやり遂げた次の日。
「うれしかったよ。顔を見たくて、ただただ見たくて来たの」と
一緒に頑張った住民の方がいちごっこを訪ねてくれました。
手を取り合って泣いてしまいました。

とちおとめと、笑顔3つ
とっても貴重ないちごを、ありがとうございます。
今年もたくさんの笑顔と出会えますように☆頑張っちゃうぞ。


いちごっこはたくさんの方たちの支援で活動を続けています。

いちごっこにとっての支援は、被災地の外から応援して下さる支援と、
被災しながらも逞しく勇気づけてくれる支援。

どちらも大切な支援です。

そしてその支援は、地域の中でしっかりと心のともしびとなっています。

一度ついたともしびが、消えてしまいそうになるときもあるでしょう。

そんなときは隣の人からともしびを分けてもらえばいい。

ともしびを分け合える人がたくさんいれば、たくさんのしあわせがやってくる。

そう信じ、亘理いちごっこ、
今年も被災地内外のみなさんから心のともしびを頂き、
ひかりの輪を繋いでいきます。


本年も、どうぞ宜しくお願い致します。



NPO法人 亘理いちごっこ 
代表  馬場 照子



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